しんどいくなるのはきっとこれから

1週間前と比べて明らかにわからなくなっていく母。
去年はお茶碗にご飯よそえたけど、先日はおしゃもじを渡さないとご飯をよそえなくて。
何か手伝ってくれようとして、料理始めるとキッチンに入ってくる母がとてもとても危なっかしいけど無下にもしたくない。
 「お箸並べて。ありがとう助かる」
なるべく褒めるように、感謝を伝えているけど疲れる。
レンチンはできるけど、鍋つかみを使わず火傷しそうになり、着てる服の裾で掴もうとして落としてしまい全部ゴミになっちゃったり(怪我がなくてよかったけど)
違うゴミを捨ててしまい、ご近所は結構厳しいので慌てて取り換えに行ったり
網戸もせず空気を入れ替え、ドアも開けっぱなしになってるので随時見回って閉めて回る。
電気のつけっぱなしや水の出しっ放しはもう何も言わないで消す。
ちょっと前までは「お母さん、電気ついてたよ」って言うと数日は気をつけてくれてたのにもう無理みたい。


今日は母が「怒るかもしれないけどおかしいのよ・・・」と
私が怒るかもしれない、怒られてしまうと思いながら言う
「薬が、二錠づつ飲んでるのに袋に一錠って書いてあるの」
「袋に一錠って書いてあるのなら一錠だけ飲めばいいんだよ」
もう、母はとっくに薬管理できてないけど、任せてくれない。
毎月母に怒られながら薬を朝昼晩のケースに入れて取りやすく並べておくけど、
とにかく自分で飲みたいから必ず薬が足らなくなる。
何度か私が管理しようとしたが互いが血圧が190を超える程のいい争いになったので諦めた。


 「歯が痛くなるかもしれない」「お腹が痛くなるかもしれない」
かもしれないが嫌で鎮痛剤を飲んでしまい、飲んですぐに医者や薬局に電話して「薬が効かない」と助けを求めてしまい、私が怒るのだ
「病院は忙しいから一日何回も電話しないで!」
大体3回以上電話すると先方から私にやんわりと苦情の電話が入るので申し訳なさすぎる
「薬は1時間から3時間くらいしないと効いてこない!」
「飲んでも治らないからってすぐに飲んじゃダメ!体に悪いし、効かなくなる」
でも母にしてみると具合が悪い母を怒る機嫌の悪い娘なのだ。


 薬の名前を思い出せなくなったのは去年くらい。
 今は薬の名前を言っても呪文のように聞こえるようだ
袋に大きく「お腹が痛い時に飲む薬」と太いマジックで書いているが色が違うので混乱してしまう。
「ブスコパンは、お腹が痛いときに飲む薬。コリオパンは、薬飲み過ぎで病院が出してくれないから、お母さんが私に隠れて自分1人で近くの病院へ行ってもらってきた同じ種類の痛み止め」
と言っても「もう痛み止めがないの」と嘆くばかり。
もう空に。
ああ、11:30が近い。
12時お昼のために母がダイニングでお待ちしているだろう。
今日は面倒くさいけどとんかつを作ろう。
明日は私がコロナワクチン2度目の摂取でちゃんと作れないかもしれないし。


昨日一昨日と兄が来たから胃痛が治らないけど


あと、引っ越さなければ良かったって言わないで。
ヒス起こしそうになるから